作者: Marc Martin
出版社 : Templar Publishing
発売日 : 2015/06/01
ページ数: 32ページ
寸法 : 21.6 x 0.9 x 21.6 cm
対象年齢: 幼児~8歳
書籍種類: ハードカバー
ストーリー
美しい表紙の絵に惹かれて手に取った一冊です。
その昔、青々とした豊かな森がありました。そこに人々が現れ木を伐り始めましたが最初は伐った分新たな小さな木を植えていました。
やがて人々は欲を出し、取れる木をすべて切り倒し、木の代わりに建物や工場を作り続け、空気をきれいにしてくれる木がすべて無くなり、世界は汚れた空気で覆われました。
汚れた空気は嵐を起こし、人々が作った建物などがすべて流されこの世からすべてが消えました。
ただ一つ残ったのはたった一本の木。
その一本から少しずつ少しずつ木が増え、やがてまた森が戻ってきた・・・
環境破壊が進むこの世界で、子どもにも自然に何が起きているのかを理解してもらう良い機会になりました。
自然を大切にしないといけない、欲を出すことで自分たちの首を絞めることになる、ということを子どもながらに感じ取ったようでした。
内容はとてもシンプル、かつ大切なことを学ばせてくれる一冊です。
なんといっても絵がとても美しいです。小さなお子さんでも見ているだけで心が癒される色使いとなっています。
学習ポイント
Forest, tree, rain, storm, airなど、自然に関する単語が学べます。
Greedy(強欲)。強い言葉ですが、終わりなく欲しい欲しいと思う心が良くないことを引き起こすこともある、と子どもなりになんとなく理解したようです。
環境に対する考え方、欲に従い取るばかりではいけない、という思想を学ぶこともできました。
文字のサイズ
文字の大きさはこんな感じです。
内容はとてもシンプル、でも深いです。きれいでカラフルな絵とともに限りある自然を大切にするという心も学べ、子どもの自然に対する接し方も少し変わりました。大人にもぜひ読んでほしい一冊です。
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